赤ちゃんとの添い寝や、日中のお昼寝に便利と話題の「ベッドインベッド」。最近では、多くの家庭で導入されており、「寝かしつけが楽になった」「夜泣き対応がしやすい」などポジティブな口コミも多く見られます。
しかし、いざ夜間にも使おうとすると「ベッドインベッドって夜寝るときも使っていいの?」「長時間の使用って安全なの?」といった不安の声も。特に初めての育児中の方にとっては、安全面や使い方の正解が分かりづらいポイントかもしれません。
そこでこの記事では、夜間に使ってもいいのか、どんな点に注意が必要なのか、実際の利用シーンや代替案なども含めて分かりやすく解説していきます。
■ベッドインベッドは夜寝るときに使える?安全性と実用性を正しく理解しよう
夜の睡眠にベッドインベッドを使うのはアリなのか。赤ちゃんの睡眠と安全を守るために、まずは基本から確認していきましょう。
■1. ベッドインベッドを夜に使ってもいい?基本的な考え方と推奨度
ベッドインベッドは「昼寝専用」というわけではなく、製品によっては夜間使用を想定して設計されているものもあります。ただし、すべてのベッドインベッドが夜間使用に適しているわけではないため、まずは製品の仕様や設計目的を確認する必要があります。
◆基本的に「短時間使用」向けのものが多い
- 商品説明に「お昼寝やちょっとした休憩に」と記載されているものは、長時間使用が前提ではない
- 厚みのあるマットレスや通気性の良い構造がない場合、夜間の使用に不向き
- 誤った使い方をすると、窒息やSIDS(乳幼児突然死症候群)リスクが高まる可能性も
◆一部のモデルは「夜間使用OK」と明記されている
- 通気性に優れたメッシュ素材や通気孔付きマットを採用
- 側面の囲いが低く、寝返り時のリスクが少ない設計
- 耐久性や沈み込み防止構造がしっかりしている
結論:夜間にも使いたい場合は、「夜間使用対応モデル」を選ぶことが前提です。
■2. 夜間使用で得られるベッドインベッドのメリットとは?
夜の就寝時にベッドインベッドを活用することで、いくつかの明確な利点があります。特に「赤ちゃんとの添い寝が不安」「夜間の授乳が大変」というママパパには心強いアイテムです。
◆添い寝中の赤ちゃんの安全を確保できる
- 大人用ベッドの中で赤ちゃんのスペースを確保できる
- 大人の寝返りによる圧迫リスクを軽減
- フチに囲いがあるため、寝返りでも落下しにくい
◆夜間授乳やおむつ替えがスムーズにできる
- 赤ちゃんが近くにいることで、起き上がる必要がない
- 母乳育児中のママにとっては特に便利
- 添い寝のストレスが減り、育児負担も軽減
◆赤ちゃんの安心感が高まる
- ママやパパの体温を感じられることで安心しやすい
- 眠りにつきやすく、夜泣きの頻度が減るケースも
ベッドインベッドは、“安全な添い寝”を叶えるアイテムとして夜間でも活躍します。
■3. ベッドインベッドを夜に使うときの注意点|安全面のポイントはここ!
夜間使用にはメリットもある反面、「誤った使い方」には十分注意が必要です。以下のチェックポイントを守ることで、赤ちゃんの安全をしっかり確保できます。
◆赤ちゃんが沈み込まない硬さのマットを選ぶ
- 柔らかすぎるマットは窒息リスクあり
- 指で押してすぐに凹むような素材は避ける
- 弾力がありつつも、安定した寝姿勢をキープできる硬さが理想
◆余計な寝具は置かない
- 毛布・タオル・ぬいぐるみ・まくら類はリスクを高める要因に
- 掛け布団ではなく、スリーパーや厚手のロンパースで体温調整するのがベスト
◆ベッドの設置場所にも注意
- 転落を防ぐため、ベッドの端には置かない
- 高さのあるベッドなら、転落防止のガードを活用
- ソファや床での使用時は滑り止めマットなどを併用
◆月齢・成長に応じて使用を見直す
- 寝返りが活発になったら、囲いのあるベッドインベッドは窮屈になる
- 目安としては生後5〜6ヶ月ごろまでが安全に使える期間
- それ以降は、ベビーベッドやベビー布団に移行を検討しても◎
■4. 実際に夜寝かせている家庭の声|「使ってよかった」「やめた理由」
先輩ママパパのリアルな声から、夜間使用の実態をチェックしてみましょう。
◆「使ってよかった!」派
- 「夜泣きしてもすぐに抱き上げられて、授乳が楽だった」
- 「夫婦のベッドに置いても安心感があった」
- 「狭いスペースでも赤ちゃんの居場所が作れてよかった」
- 「夜間授乳後にそのまま寝かせられるのが助かった」
◆「途中でやめた」派
- 「赤ちゃんが動くようになって窮屈そうだった」
- 「真冬は底冷えするので、布団に切り替えた」
- 「寝返りが打てるようになったらかえって危険かもと思った」
多くの家庭で「新生児〜生後4ヶ月ごろまでは役に立った」という声が多い一方で、成長に応じて卒業していく傾向が見られます。
■5. ベッドインベッドを使わず夜寝かせたい人へ|代替案と比較
「やっぱり不安だから夜は他の方法で…」という方に向けて、ベッドインベッド以外の選択肢も紹介します。
◆ベビーベッド
- 独立したスペースが確保できて安全性が高い
- 寝返りや成長にも対応しやすい
- 添い寝はできないが安心感は大きい
◆ベビー布団セット
- 畳やフローリングに直接敷ける
- 通気性・保温性に優れ、丸洗いしやすい
- 安全性を守るためには枕や掛け布団の使い方に注意が必要
◆添い寝クッション+硬めの敷マット
- クッションでスペースを仕切って“なんちゃってベッドインベッド”
- 価格を抑えつつ、安全な添い寝が実現できるケースも
ベッドインベッドの夜間使用に不安がある方は、これらの代替案を検討してもよいでしょう。
■まとめ|ベッドインベッドは夜も使えるが、安全性と成長段階の見極めがカギ
「ベッドインベッド 夜寝るとき」というテーマで解説してきたように、ベッドインベッドは製品によっては夜間使用も可能です。ただし、その際は以下の点をしっかり押さえる必要があります。
◆夜間使用のポイントまとめ
- 夜間使用対応モデルかを必ず確認
- 柔らかすぎないマット、通気性、衛生面をチェック
- 寝返り・成長に合わせて使い方を変える
- 添い寝中の大人との距離や設置位置にも注意
安全に気を配りながら活用できれば、ベッドインベッドは“夜間の育児負担を減らす強力な味方”になります。 ぜひ赤ちゃんとママパパに合った使い方を見つけて、快適な睡眠環境を整えてください。
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