血液検査データ

肝硬変

血液検査データが病院によって違うので統一してくれないかなぁ。どれを信用していいか分からない。

FIB-4 index(フィブフォー・インデックス)

肝臓の線維化(硬化)度合いを推定する値です。高値ほど線維化が進んでいることになります。

2023年実測値
7月9.30468.5%
8月10.10508.8%
9月7.97401.5%
10月9.69488.2%
11月9.88397.7%
中央値1.985

CRP

CRPとはC-反応性たんぱく(シーリアクティブプロテイン)の略称で、肝臓で作られるたんぱく質の一種です。炎症があるとそのサインとして血液中のCRP値が高くなります。炎症が起こるとCRP(C反応性タンパク質)の値が高くなる理由は、CRPが体の免疫応答の一部として機能するためです。体内で炎症が発生すると、免疫系は感染や組織の損傷に対応するために活動を開始します。この過程の一環として、肝臓はCRPを産生し始め、血液中に放出します。CRPは炎症の場所に移動し、外来の病原体や損傷した細胞を識別して免疫系が効果的に対応できるように助けます。したがって、炎症が起こるとCRPのレベルが上昇するのは、体が損傷や感染に対応している証拠となります。

2023年実測値
7月2.381,587%
8月2.341,547%
9月2.321,547%
10月1.641,093%
11月1.711,040%
中央値0.15
Q
CRPの数値を下げるにはどうすればいいですか?
A

・原因となる炎症を治療する
CRP値が上昇する根本的な原因は、体の炎症です。感染症の治療や、炎症を起こしている病気のコントロールをすることが大切です。

・適度な運動を心がける
運動後に免疫力が上昇することが知られています。週2-3回、低強度の有酸素運動を取り入れるといいでしょう。

・バランスの取れた食事をとる
抗炎症作用のある食品を含む健康的な食事を摂ることが推奨されます。オメガ3脂肪酸(青魚に多く含まれる)、抗酸化物質を豊富に含む果物や野菜、全粒穀物、ナッツなどが良い例です。ビタミンCが炎症を抑える?

ビタミンCが多く含まれる食べ物
・アセロラ(1700mg/100g)
・ブロッコリー(89.2mg/100g)
・キウイフルーツ(92.7mg/100g)

・禁煙
喫煙は炎症を促進し、CRPのレベルを上昇させる可能性があるため、禁煙はCRPを減少させるのに役立ちます。

・体重管理
過体重や肥満は炎症のリスクを高めるため、健康的な体重を維持することが重要です。

・ストレス緩和
ストレスは身体に炎症反応を引き起こす可能性があるため、ストレス管理(瞑想、ヨガ、十分な睡眠など)が役立ちます。

以上を生活に取り入れていくことが、CRP値改善に有効です。検査値などに変化が出るまで3-6ヶ月程度続ける必要があります。

原発性胆汁性胆管炎(PBC)や原発性硬化性胆管炎(PSC)のような自己免疫性疾患が胆管炎を引き起こしている。この疾患では、体の免疫系が誤って肝臓の小胆管の細胞に存在するミトコンドリアの特定の成分を異物と認識し抗体を産生する自己免疫疾患です。

PBCでは主にミトコンドリアのPyruvate Dehydrogenase Complex(PDC)という酵素複合体に対する抗体ができます。

この機序については不明な点も多いのですが、次のような仮説が考えられています。

1.何らかの引き金でミトコンドリアが障害され、変性したPDCが露出する
2.これが免疫細胞にとって”自己”と認識し難い異物と見なされる
3.このPDCに対する抗体が産生されやすくなる

なぜミトコンドリアを異物と認識するのか?

血液検査の数値で「ALP」と「γ-GTP」が高値だと、胆管障害を表す指標となる。また、抗ミトコンドリア抗体(AMA)が陽性になる。

AST(GOT)、ALT(GPT)は肝細胞で、γ-GTP は胆管でつくられる酵素で、いずれも「トランスアミナーゼ」と呼ばれます。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。
肝細胞が破壊されると血液中に放出されるため、その量によって肝機能を調べることができます。

2023年ALPγ-GTP
10月14150
11月13746

ほぼ「ALP」と「γ-GTP」は正常値。

  アルブミン
(ALB)
血小板
(PLT)
総タンパク
(TP)
総ビルビリン
(T-Bill)
ALT
(GPT)
AST
(GOT)
CHE
2011.11 3.1 6.9 6.3 0.5 37 52 195
2012.1 3.8 8.1 8.4 0.8 46 86 259
2016.5 2.6 3.7 1.4 17 37
2016.6 2.9 5 7.5 1.2 17 38 123
2016.8 2.9 5.2 7.5 0.8 16 38 128
2016.9 3.1 6.0 7.5 0.9 25 41 128
2016.10 2.9 4.7 6.9 0.7 20 35 134
2016.11 2.8 7.1 6.2 0.9 23 35 101
2016.12 3.1 6.7 7.0 0.9 26 39 110
2017.1 2.8 4.7 6.5 0.7 23 34 104
2017.4 3.2 5.1 7.0 0.8 31 52 139
2017.5 3.2 5.0 7.2 1.0 49 75 155
2017.6 3.1 4.9 7.4 1.1 74 101 151
2017.8 3.0 4.0 7.1 1.9 79 110 138
2017.11 3.1 4.7 7.2 1.3 56 78 145
2018.1 3.0 4.2 7.0 1.5 49 67 128
2018.3 3.0 4.3 6.8 1.6 43 59 132
2018.4 2.9 4.4 7.0 1.5 134
2018.6 2.8 3.6 6.6 1.4 50 71 119
2018.8 2.8 4.6 6.4 1.5 43 66 113
2018.10 2.7 4.6 6.4 0.9 38 60 109
2018.12 3.0 5.1 7.0 1.8 37 56 115
2019.1 2.7 5.3 6.5 1.5 25 40 77
2019.2 2.6 5.7 6.6 1.5 29 53 90
2019.3 2.4 5.9 6.5 1.1 34 51 71
2019.4 2.5 6.0 6.7 1.3 29 47
2019.5 2.5 6.1 6.9 1.3 24 47
2019.7 2.4 7.2 6.4 1.1 33 65 63
2019.8 2.4 5.7 6.2 0.9 29 58 54
2019.9 2.4 7.5 6.5 1.2 33 64 61
2019.11 2.5 7.1 7.1 1.6 48 102 70
2020.1 2.5 6.5 7.1 1.4 36 62 80
2020.2 2.3 7.3 6.6 1.4 27 50 66
2020.4 2.5 6.6 6.8 1.3 32 57 71
基準値 3.9~4.9 10~40 6.5~8.2 0.2~1.2 4~44 7~38 100~240

基準値は肝炎.netを参照

【血液検査項目詳細】

ALP(アルカリホスファターゼ)

ALPはリン化合物と呼ばれる栄養素を分解する酵素で、胆汁の中に多く含まれています。胆汁の流れ道である胆道の流れが悪くなると、ALPが血液中に放出されるようになるので検査結果で高値になります。

つまり、「ALPが高値=胆道異常」ということです。ALPの上昇は必ずしも肝胆道系疾患にのみ上昇するわけではないので、その他の血液項目と照らせ合わせる必要があります。

2023年実測値
7月223295.4%
8月222294.0%
9月211279.5%
10月141186.8%
11月137181.5%
中央値75.5

AST(GOT)

健康な方の血液中にもみられますが、肝臓に障害が起こって肝細胞が壊れると、血液中に流れる量が増えるため、値が上昇します。

ASTは肝臓以外に筋肉や赤血球中などにも多く含まれている。

2023年実測値
7月47204.3%
8月48208.7%
9月48208.7%
10月42182.6%
11月41178.3%
中央値23

ALT(GPT)

ALTは主に肝臓中に存在しているため、肝細胞の障害の程度を調べるのに適しています。健康な人ではALTよりASTが高値を示しますが、肝障害の場合、ALTの方が高くなります。

2023年実測値
7月2395.8%
8月2291.7%
9月24
10月2187.5%
11月2187.5%
中央値24

CHE(コリンエステラーゼ)

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CHE(コリンエステラーゼ)・・・この数値が低いと肝機能の低下、高いと脂肪肝の疑い。肝細胞でのみつくられる酵素で、血液中へ放出され、神経伝達物質の一種を分解する働きをする。

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2012年1月には259もあったCHEが、2019年から100を超えない数値にまで減少。これは肝機能低下が如実に数値として表れている。

悔しいが、その通りだ。2019年は胸水が貯まり穿刺7回、肝性脳症3回という結果から見ても分かる。

果たしてこの数値を上げることはできるのか?

2020年はCHEを減少させない方法、上げる方法を探していく必要がある年になりそうだ。

ALB(アルブミン)

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ALB(アルブミン)・・・この数値が低いと血液中の水分が外へ漏れ出す。つまり、胸水や腹水が貯まってしまう原因である。総タンパクの約70%を占めるタンパク質で、肝細胞でのみつくられる。

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2018年以前はアルブミン値が3.0以上を超える月もあったが、2019年に入ってアルブミン値が3.0以上になっていない。

アルブミンは肉や魚などのたんぱく質をもとに体内で作られる成分で、筋肉・血管・免疫細胞などの機能に不可欠な成分。

このアルブミン値を上げる・増やすことができれば、胸水や腹水は貯まらない。2020年はアルブミン値を上げる方法を模索しないといけない。

[st-out]

たんぱく質が多く含まれるのが「肉・魚・卵・大豆・牛乳」という5食品。

たんぱく質50g(信頼性は?)

100gあたり

ビーフジャーキー54.8、生ハム24.0、鶏ささみ23.0、豚ひれ肉22.8、ローストビーフ21.7、牛ひれ肉21.3、鶏ひき肉20.9(ミールタイム)

生ハム24.0、鶏ささみ23.0、ローストビーフ21.7、牛もも肉21.2、豚ロース19.3、鳥砂肝18.3、ロースハム16.5、ウインナー13.2(森永)

(簡単!栄養andカロリー計算)

[/st-out]

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